第二回授業レジュメ

                     2006年5月22日

ジェンダー理論・ジェンダー研究――日本の文献から

1) 日本でのセクシュアリティを含めた性に関する流れ(特に1990年代以降の急激な変化)

2) 日本語における性、性欲、エッチという概念の歴史と社会背景

3) レイプについてのとらえ返し

4) 母性と天皇制 

5) 仏教と性差別

6) 学問への影響(学問の男性中心主義の問い直し )


 ■ジェンダー理論・ジェンダー研究において重要なこと
1. 社会・文化的構築性(多様な性のありようと二つに分割すること)

2. 性による非対称な階層性との関わり

3. 民族、階級、年齢、宗教、セクシュアリティ、障害など他の階層秩序との連動

4. 男、女という個人的な次元にとどまるのではなく、社会全体のありように関わること

5. フェミニズム運動との関わりが強いこと

(文献抜粋7点は省略。添付文献は、伏見憲明『性の倫理学朝日新聞社、ならびに井上輝子・上野千鶴子江原由美子・天野正子編1994-95『日本のフェミニズム』全7冊別冊1,岩波書店(1『リブとフェミニズム』2『フェミニズム理論』3『性役割』4『権力と労働』5『母性』6『セクシュアリティ』7『表現とメディア』別冊『男性学』)から抜粋しました。)
なお、伏見氏のサイトは右です。いろいろなエッセーなど読めます。
http://www.pot.co.jp/fushimi/


今日もおおむね熱心に聞き、熱心なコメントが寄せられました。ただし、一部に雑談でまわりに迷惑をかけていた学生がいたようです。「うるさかったです。出ていってほしいと思いました」という怒りの声が複数あがってました。来週、注意しなきゃまずいようです。心当たりのある人は気をつけるように!
コメントは追ってかき込みます。